また「帰ってきたくなる」ような、隠れ家のようなギャラリー＆カフェ

音信川沿いに佇む「音（おと）」は、地元・長門湯本の未来を創る有志たちが集まって2017年に造られた小さなギャラリー＆カフェ。古民家を改装したシンプルな店内には、萩市在住の家具作家・中原忠弦さんが手がけた居心地の良い木製テーブルや、イギリスのヴィンテージの椅子が用意され、ゆっくりとした時間が流れています。

ここで提供されるドリンクメニューは、自家焙煎コーヒーや手作りのジュース、お抹茶など。地下水で淹れた「音信ブレンド」は、ここでしか味わえない一杯。数種類の豆を配合して、コクと苦味、甘みのバランスを追求しています。

こだわりの材料で丁寧に手作りされるスイーツも見逃せません

濃厚な味わいの自家製チーズケーキは、イタリア産のゴルゴンゾーラを使用。他にも、長門産の夏みかんのコンフィチュールを焼き込んだヨーグルトのタルトなど、季節ごとに地元の旬の果実が楽しめます。

「音」でのもう一つの楽しみは、ギャラリーに配された萩焼きの器。

約350年以上の歴史を持つ深川（ふかわ）窯の若手作家の作品が並び、実際に手にとりながら鑑賞できます。伝統的な茶器だけでなく、コーヒーカップや一輪挿しなど、日常使いしたくなる器もあり、眺めるだけでも楽しい時間が過ごせそうです。