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ひつまぶし(あつた蓬莱軒)

ひつまぶし(あつた蓬莱軒)
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ウナギの蒲焼は全国どこにでもあるご馳走ですが、名古屋ならではの食べ方が「ひつまぶし」。熱々ご飯の上にぎっしりのった蒲焼を、まず一杯目はそのまま二口、三口…。香ばしい甘辛さが口中に広がります。次に二杯目は小ネギや海苔など薬味をのせて風味を変え、最後の三杯目はだしをかけてお茶漬け風にサラサラと。ウナギのうまさを三通りにも味わいつくす、まさに合理的な名古屋人ならではの発想です。
発祥は、熱田神宮近くで明治期から料亭を営んできた「蓬莱軒」。もともと丼で出前をしていたのが、器がたびたび割れるため木製の「おひつ」にしたところ、風流だと評判に。さらに、ご飯の上にウナギをのせると先にウナギだけ食べてしまってご飯が残るというお客様のために、細かく切ったウナギをご飯に混ぜて出したのがまた好評。「ひつ」のご飯を「まぶす(混ぜる)」ことから「ひつまぶし」のネーミングも生まれたのでした。
今ではこの食べ方がいろいろな店に広まっていますが、名前の登録商標はこの店。本店は風格ある和風建築で、庭もしっとり目の保養。スタッフの応対も行き届き、さすが老舗のたたずまいです。

交通アクセス

住所:名古屋市熱田区神戸町503
電話番号:052-671-8686
営業時間:11:30〜14:00、16:30〜20:30
定休日:水曜、第2・4木曜(祝日・祭日は営業)※他にも市内各店あり

あつた蓬莱軒