デザインのある光景Number: 33


Subject:

Ohmine Shuzou

Text: Yoshiko Taniguchi

Photo: Kyoko Omori

Mother Comet No.45 | 2019.December

日本最大のカルスト台地「秋吉台」や天然記念物「秋芳洞」などを有する美祢市の田園風景に、突如現れる白い建物。ここは数々の銘酒を世に送り出し、高い注目を集める山口県の日本酒業界において、新風を吹かせている「大嶺酒造」の蔵。酒の醸造だけでなく、直売所とカフェを併設しており、スタイリッシュな空間では“業界の常識を覆す”と評判の日本酒「Ohmine」が日々丁寧に作られている。

「大学卒業後、NYの広告会社で10年間勤めた後、故郷で農業をベースにしたビジネスをしたいと戻ってきました」と話す代表の秋山剛志さん。そこに江戸時代から約200年続いたものの、50年間休業状態だった「大嶺酒蔵」を継承できるという話が浮上。「これだ!」と確信した秋山さんは地元の酒蔵に飛び込み、約8年間修業。昔の文献を紐解き、自身の目指す味わいを求めて研究・開発を重ねた末、2010年「大嶺酒造」を復活させた。

新たな時を刻み始めた酒造の代表作「Ohmine」は、まず革新的なビジュアルに目を奪われる。よくある和紙のラベルや漢字を用いず、ボトルに直接、酒米「山田錦」の粒をデザインするという、至極シンプルなものだ。「既存の日本酒はデザインが似ていて、海外の人には同じに見えてしまう。視覚効果の高いデザインは言葉の壁を越え、誰にでも分かりやすいんです」。狙い通り「Ohmine」はアジア、ヨーロッパ各国、北アメリカなどにも流通しているそうだ。

また、見た目だけでなく味にもこだわるのが「大嶺酒造」のモットー。昔ながらの技法を大切にし、手間暇かけた工程を踏まえながら、随所に最新機器を導入。「これは楽をするためでなく、目指す味に導くための機械。僕たちは過去の蔵人たちが悔しがる酒を造りたいんです」。通常の日本酒に比べ、アルコール度数をあえて低めの14度に設定しているのも「旨みのバランスが繊細で、新しい味わいだから」と業界の常識にとらわれない。古典レシピを尊敬しつつ挑戦を忘れない姿勢が「白桃のよう」と評される、フルーティーでみずみずしい味わいを可能にしている。

酒蔵の入口にネオンの文字で掲げられた「AGAINST SAKE WORLD=日本酒の世界に逆らう」という言葉は伊達じゃない。唯一無二の世界観は、WEBサイトで確認を。

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