デザインのある光景Number: 17


Subject:

Kansai International Airport

Text: Yoshiko Taniguchi

Photo: Kyoko Omori

Mother Comet No.29 | 2018.August

時代とともに求められる機能が多様化し、進化を続ける空港。中でも世界中から人が集まる国際空港は、海外からの訪問客に驚きと感動のファーストインパクトを与えるべく、趣向を凝らした設計デザインの素晴らしさが際立つ。1994年に大阪湾の泉州沖に造られた人工島に開業した「関西国際空港」も、世界に誇れる優れたターミナル建築として名高い空港だ。

設計を担当したのは、国際コンペで選ばれた、イタリアを代表する建築家、レンゾ・ピアノ。鳥が大きな羽を広げたようなターミナルは、全長1.7kmという前代未聞のスケールなのだが、その長さをすっぽりと覆う巨大な屋根を、直線ではなく緩やかな曲線にデザインし、実現させたことがこの建物の凄み。またターミナル内は「空港の本質とは何か」を考え抜いた構造になっており、自分がどこにいて、どこに向かうのか、迷わず移動できる分かりやすさを追求。24年経った今でも、色あせないデザイン性や機能性の高さで、揺るぎない存在感を放っている。

特に印象的なのは、4階部分にある国際線出発フロアの、柱のない大空間。写真はその天井の一部分を撮影したもので、ステンレス製屋根とそれを支える鉄骨トラス、間にはテフロン性の白い帆が張られ、曲線の構造美を見事に表現している。ちなみにこの帆は吹き出し口からの風を館内全体に導くエアーダクトとしての役割のほか、間接照明としての役割も果たしているそうだ。

滑走路に向かって伸びていくカーブは空に向かう翼を連想させ、旅への高揚感を高めてくれる。空港の天井をまじまじと見たのは初めてだったが、スケールの大きさといい、緻密に計算され構造美といい、見れば見るほど芸術作品。空港内は利用客が非常に多いため注意が必要だが、訪れた際はしばし上を向いて、ピアノが表現したこだわりの天井を眺めてみて欲しい。

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