デザインのある光景Number: 28


Subject:

Longshan Temple

Text: Yoshiko Taniguchi

Photo: Kyoko Omori

Mother Comet No.40 | 2019.July

中国三大宗教(道教、仏教、儒教)やキリスト教など、さまざまな宗教が混在している台湾。中でも、多くの台湾人が信仰していると言われる「民間信仰」は、道教や仏教、儒教などの教えが混ざり合い、台湾独自に発展したものだ。

その特徴は多神教であること。信仰施設のひとつで、創建270余年という歴史を誇る写真の「龍山寺」には、観音菩薩をはじめ、天上聖母(航海の守護女神)、文昌帝君(日本の天神様で受験の神)、関聖帝君(三国志で有名な武将)など、祀られている神や仏、歴史上の人物は大小あわせて100を超える。「神様の百貨店」と称されるのも納得の顔ぶれだ。

霊験あらたかなエピソードも残っている。第二次世界大戦の終戦直前(1945年)、米軍の空襲で石柱までもが全壊する惨状の中、本尊と観音菩薩像だけは無傷だった。そこで人々は空襲があるたびに観音菩薩の膝下に避難。激しい空襲の中、一人も死傷者をださなかったらしい。驚異的なご加護は今に語り継がれ、龍山寺は「台北随一のパワースポット」としての地位を確立。世界中の観光客が立ち寄る人気の場所になっている。

取材で訪れたのは平日の夜だったが、煌々と輝く寺院を参拝する人の波は途切れることがない。線香の煙がたなびく境内には、長い時間をかけてお経を唱え、熱心に祈祷する人や、木片の吉凶占いを何度も繰り返す人たちのひたむきな姿があり、圧倒される。一方で、邪魔にならない場所に腰を掛け、まるで公園でくつろいでいるような若い人の姿も、ちらほらと。「台湾人にとって、寺院はとても身近な場所。時間があれば気軽に立ち寄る人が多いんですよ」と、現地在住のコーディネーター・中村保名美さん。彼女も龍山寺をよく訪れ、気分をリセットする若者の一人だ。

豪華絢爛な建築物を愛でながら、一度にたくさんの神様に参拝し、台湾独自の宗教観も垣間見ることができる「龍山寺」。アクセスもMRT板南線「龍山寺」駅の出口から徒歩1分程度と至極良好。寺の向かいには下町情緒あふれる3つの夜市が賑わいをみせる好立地でもある。参拝時には、行列のできる胡椒餅や、台湾式かき氷の有名店などでB級グルメを堪能するのも、どうぞお忘れなく。

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