台湾(台北)観光情報 STAR TRIP：星巴克 保安門市店（スターバックスコーヒー 台湾・保安店）

シアトル発のスターバックスコーヒーといえば、その土地の建物の持ち味やヒストリーを生かし、建築デザインまでこだわった店舗作りを世界中で展開していることでも知られています。

台湾にも台北市内に20店舗ほど構えていますが、中でも優美なバロック建築の建物に入ったお洒落な保安店は、雙連朝市や迪化街が徒歩圏内にあり歩き疲れたときの休憩にぴったりです。

日本にはない台湾限定ドリンクやスイーツ、台湾茶をオーダーして異国のスタバでのひと時を味わってみましょう。

「大稻埕」といわれるこのエリアは、20世紀初頭の台北において、重要な商業と貿易の拠点として発展した場。漢方薬材や乾物などを扱う問屋街として知られる迪化街も大稻埕の一部で、赤煉瓦の壁面や亭仔脚と呼ばれるアーチ状のアーケードなどバロック様式が色濃く残るレトロな界隈として人気です。

2000年には景観保護区域に指定され、近年では歴史的建造物を保護し、景観を保ちながらリノベーションして個性的な店づくりを行う雑貨店やカフェなどが増えて注目の的に。新旧融合の街並みが独特の雰囲気をつくり出しています。

台湾スターバックスコーヒー保安店が入っている美しい建物が完成したのは1929年のこと。パイナップルの輸出で財を成したことから「パイナップル王」の異名をもつ実業家・葉金塗氏によって建てられました。その後は出版社や商社などが入るオフィスビルとして利用されながら、2002年には「大稻埕大樓（ダーダオチュヨンダーロウ）」と名付けられ現在に至ります。そんな変遷のある建物だけに、外壁の一角にこれまでの歩みが刻まれていました。

スタバは1階から3階まであり、席数は約150席。1階のカウンターでオーダーしたら一度外へ出て、美しいらせん階段を使って上がりましょう。

カフェの店内は、アーチ窓やシャンデリアがアクセントになった西洋建築のお洒落な造り。店内は広々としていて、外から柔らかな光が差し込んできます。

保安店でのメニュー選びで特筆すべきは、スターバックス リザーブ®の取扱店であることです。スターバックス リザーブ®とは、スタバ専門のテイスターが厳選する、個性豊かで希少なコーヒー豆を取り揃えていること。1階にある専用カウンターでバリスタが挽きたての豆をハンドドリップで丁寧に淹れてくれます。

また、ピーナッツと仙草をミックスしたフラペチーノなど、台湾らしいメニューも発見できます。こちらが日本人と分かると「你好」と歓迎のサインを入れてくれました。日本と変わらないフレンドリーな対応が嬉しいですね！

ドリンクメニューには、「阿里山烏龍茶」や「紅玉紅茶」などの台湾茶もあります。台湾限定デザートのひとつ「タロ芋プリン（芋泥布丁）」は、甘すぎずなめらかな口あたり。

小ぶりのキューブ型が食べやすく、パッケージもかわいいパイナップルケーキ」（6個入り・80元）は、お土産にも喜ばれそうな一品。ほっくりした食感で中につまった餡が台湾紅茶とも相性バツグンです。

旅の記念やお土産として、台湾の観光スポットが描かれたマグカップなどの台湾限定グッズも外せないですよね。
街歩きと一緒に台湾スタバを楽しんでみてくださいね。