台湾(台北)観光情報 STAR TRIP：饒河街観光夜市

台湾旅行のお楽しみといえば、外せないのが夜市（よいち）です。

カジュアルな食事やスイーツはもちろんのこと、コスメや洋服などの日用品から、昔懐かしい輪投げや射的といったゲームコーナー、移動式のメリーゴーランドなどの遊具コーナーまで。まさに毎日がお祭り感にあふれています。

夜市は中華圏や他の東アジアの諸国でよく見られ、暑い国でも快適に過ごせる時間帯である夕方以降のお楽しみ。

とりわけ台湾の夜市は、廟（お寺）の近くにあることが多いのが特徴で、人が集まる場所に屋台が増えて夜市として栄えていったようです。

「饒河街観光夜市」は、台湾の中でも大きな夜市として知られ、多くの地元民も訪れます。場所は、観光客も足を運びやすいMTR松山駅から徒歩5分のところ。400mほど続く一本道で、歩きながら品定めするのにちょうどいい距離感です。

台北には、観光客も訪れる規模の大きな夜市から、地元の人御用達のローカルなものまで、大小20弱の夜市があるといわれています。旅行に訪れるたびに色んな夜市に足を運び、それぞれの雰囲気を味わうのも楽しいですね。

カラフルな色合いに心弾む果物ジュースの屋台は、フルーツが豊富な台湾らしい光景。マンゴー、パパイヤ、ドラゴンフルーツのほか、日本では珍しい釈迦頭（シュガーアップル）やレンブ（ワックスアップル）、ライチなど、旬のフルーツに出会えます。

グルメ屋台も、目移りするほど多彩！

餡を包む手さばきに思わず釘付けになるのは、現地でも大人気の「福州世祖胡椒餅」の胡椒餅（50元〜）。窯の側面に生地を張りつけ、炭火で焼き上げていく様子がとてもユニークです。分厚い皮のなかには、胡椒を効かせた豚肉の餡とネギがたっぷり。饒河街観光夜市の名物ですので、ぜひお試しを。

また、「饒河街観光夜市」が面白いのは、立ち並ぶお店の多彩さ！飲食の屋台の間に突如、美容グッズや櫛を扱う屋台、下着屋さん、携帯ケースのショップ、子ども服店・・・などが入り混じっており、見る者を飽きさせません。

小腹を満たしながら、意表を衝く店舗構成も楽しんでいきましょう。

台湾ソウルフードの代表格「臭豆腐（しゅうどうふ）」もあります。臭豆腐とは、酪酸菌や納豆菌などを混ぜた液に、お豆腐を漬け込んだもの。

ローカルからも人気のお店「下港名彭臭豆腐」の黄金脆皮炸臭豆腐(50元〜)は、豆腐を揚げて作られます。他店に比べると、特有の匂いは比較的マイルド。甘辛いソースがかかった豆腐のカリカリ食感、白菜の漬物とも相性がよく不思議とクセになる美味しさです。
匂いで敬遠してしまう方も多いようですが、機会があればトライしてみてくださいね。

エネルギッシュな台湾人の日常を感じられる夜市で、B級グルメと台湾の活気を味わってみませんか？