デザインのある光景Number: 12


Subject:

Valley of Gangala

Text: Yoshiko Taniguchi

Photo: Kyoko Omori

Mother Comet No.24 | 2018.March

沖縄県民なら誰でも知っている「ぬち(命)ぐすい(薬)」という言葉。森羅万象からパワーをもらい、気持ちが癒されるような出来事に直面した際に使われるらしい。那覇空港から車で約30分の場所にある、南部の「ガンガラーの谷」はまさに、命に良薬を与えてもらえるような、パワーに満ちた場所だ。

この太古の森は、数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩壊し、谷間となった。そこに亜熱帯植物などが生い茂り、命を育みながら森へと発展。発見されてからは遊歩道などの整備が進められ、2008年に一般公開。以来、“本物の価値を伝える”というコンセプトのもと、沖縄の自然と歴史を体感できる希少な場所として注目を集めている。

この神秘の森に足を踏み入れるには、専任ガイドの説明を聞きながら、約1時間20分かけて散策するツアーへの参加が必須となる。東京ドームとほぼ同じ面積(約47,500㎡)には、いくつかの鍾乳洞(谷の入口にある鍾乳洞にはカフェも!)や古来より祈りが捧げられている拝所(うがんじゅ)、今も発掘調査が続く古代人の居住跡などが点在し、見所満載。何より、南国独特の自然が織りなす荘厳な光景は、まるで何かの映画で見た異国のジャングルのよう。まさにツアーに参加した人だけが楽しめる、特別な体験が目白押しだ。

森の奥にたたずむ樹齢150年の「大主(うふしゅ)ガジュマル」との出会いも、記憶に残る感動体験のひとつ。他を寄せ付けない圧倒的な造形美は、まさに神々しさそのもの。森の賢者として悠久の聖地を見守りながら「今も凄まじい生命力で成長を続けているんですよ」とガイドの北川美咲さん。実は上から垂れ下がって見える細い枝状のものは根。地面に着地すると根を張り、やがて太くたくましく成長。移動しながら拡張する様は、ガジュマルが「歩く木」と呼ばれる所以だ。実際、コンクリートで舗装した遊歩道や大きな岩にも根を貫通させており、その脅威のパワーには畏れ入る。

「毎日見慣れた風景ですが、感動は初めて見た頃と変わりません」と北川さん。ありのままの自然が、大きな包容力で癒してくれる“ぬちぐすいの森”。より前を向いて歩くため、背中を押してもらいたい人にもピッタリの場所だ。

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